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HOME > お知らせ一覧 > 【外食産業売上げ2014年8月】2.1%マイナス 3ヶ月連続

2014年8月の外食産業売上げ 2.1%減少 麺類は大幅10.2%プラス

日本フードサービス協会が9月25日発表した2014年8月の外食産業の売上高は、前年同月比2.1%のマイナスとなった。3ヶ月連続で前年比から減少した。客数は4.4%の落ち込みを見せた。調査対象は224社、3万1.908店舗。


【全体概況】
8月は、相次ぐ台風と前線の停滞がもたらした「8月豪雨」により各地で被害が発生し、外食需要にも影響を与えた。また、7月の中国産鶏肉のニュースが引き続き一部の業態にとってマイナス要因となり、全体の客数は減少、売上は97.9%と前年を下回った。ただ、その中で、帰省需要などを捉えたファミリーレストランやディナーレストランは堅調に推移した。


【ファーストフードの麺類は10.2%の大幅プラス】
対象事業者数26社(店舗数3043店)が登録するファーストフードの麺類部門は6ヶ月連続の増加。10.2%増の大幅プラスとなった。
【売上げ】対前年比110.2%【店舗数】103.5%【客数】105.4%【単価】104.6%


<業態別概況>

【ファーストフード業態】
•全体売上は94.4%と前年を下回った。
•洋風は、中国産鶏肉食材の問題とその風評被害の影響もあり、全体の売上は88.1%と大きく前年を下回った。 •和風は、新メニューの導入等により客単価が上がり、前月に引き続き売上は前年を上回った。麺類は、出店増もあり売上104.2%と好調が続いている。持ち帰り米飯・回転寿司は、店舗数・客数が減少し、売上は96.3%となった。その他は、メディア露出等により「カレー」が引き続き好調で、売上は前年を上回った。


【ファミリーレストラン業態】
•悪天候に加え、前年より気温が低かったことも影響し、全体の客数はわずかに前年を下回ったが、客単価が引き続き堅調で、全体の売上は102.9%と前年を上回った。
•業種別にみると、全業種で売上は対前年比プラスとなった。特に焼き肉は夏休みの家族連れに合わせたキャンペーンが奏功した店もあり、売上は111.9%と前年を大きく上回った。

【パブ・居酒屋業態】
•全体の店舗数の減少と悪天候があいまって、客数は95.2%、売上は94.8%と前年を下回った。
•パブ・ビヤホールは、お得なキャンペーンなどにより客数は伸びたが客単価が下がり、売上は99.4%と前年をわずかに下回った。

【ディナーレストラン業態】
•新店効果や帰省需要を取り込み、客数が大幅に伸び、客単価も堅調で売上は110.9%に達した。

【喫茶業態】
•各地に降った大雨で客足が落ち、日照時間が例年より少なかったことから冷たい季節商品が伸びず、売上は98.8%となった。


詳細は http://www.jfnet.or.jp/


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