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横ばい 2013年9月の外食産業売上げ

日本フードサービス協会が10月25日発表した2013年9月の外食産業の売上高は、前年比100.0横ばいとなった。9月は、秋雨前線の停滞や台風17号、18号の上陸等で、月半ばまでは全国のあちこちで大雨、突風、竜巻等が発生し、外食店舗の客足にも少なからず影響した。中旬以降は北日本を除き全国的に天候に恵まれ、総じて客数は回復傾向を示し、全体の売上は前年比で100.0%となった(昨年9月の前年同月比は103.6%)。7月~9月の売上高を見ると、前年比でそれぞれ100.1%、102.0%、100.0%とほぼプラスで推移しているが、今年の3四半期で一番の伸びを示したのは6月の103.6%であった。


【和風が好調】
ファーストフード及びファミリーレストランでも【和風部門】が6ヶ月連続で上昇。

【ファーストフードの麺類は8.2%の増加、客単価は減少】
事業者数23社が登録するファーストフードの麺類部門は出店効果などで以前好調。
売上げ数、店舗数、及び客数は増加しているが、客単価は減少している。
【売上げ】対前年比104.2%【店舗数】109.1%【客数】104.5%【単価】99.7%


<業態別概況>

【ファーストフード業態】
• 全体売上は100.2%と前年を上回った。洋風は、キャンペーンや高単価メニュー等により前月に引き続き客単価が上がったものの、客数、店舗数が下がり、売上高は99.1%と前年にはわずかに及ばない結果となった。
• 和風は、客数、売上高ともに6ヵ月連続して前年を上回った。麺類は、出店効果等で引き続き好調。持ち帰り米飯・回転寿司は、客単価が上がったものの客数、店舗数の減少で売上高はほぼ前年並み。その他は、月前半に台風の影響があったものの、アイスクリームが中旬以降に盛り返し、売上高は101.9%と前年を上回った。

【ファミリーレストラン業態】
• 月後半の好天が前半の天候不順をカバーし、FR業態の全体の売上は101.3%と今年5月以来、前年同月比でプラスを維持している。
• 洋風、和風を問わず単価が高めのメニューが好調で、和風の売上高は103.7%となった。焼き肉は客単価が低めの店舗も好調で、客数が大幅に増え、売上高は109.2%となった。

【パブ・居酒屋業態】
• 全体売上は前年に及ばず93.0%となった。これまで好調を維持してきたパブ・ビヤホールも、ビアガーデンなどの季節イベントが台風の影響を受け、売上高は98.2%と14ヵ月ぶりにマイナスに転じた。

【ディナーレストラン業態】
• 昨年11月から今年6月までは堅調に推移していたが、9月は店舗数と客数が減り、客単価は上昇したものの全体売上は98.9%と、2ヵ月ぶりにマイナスに転じた。

【喫茶業態】
• 新商品の投入なども行われたが、天候不順の影響を受け、客数は前年を下回り、全体売上も98.8%と前年に及ばなかった。


詳細は  http://www.jfnet.or.jp/


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