2013年 寒晒しそばの仕込み始まる。【寒の入り】
2013年1月5日、長野県上田市武石地域では農業生産法人「信州せいしゅん村」のメンバーにより【寒晒しそば】の仕込み作業が開始された。今年で19年目になる。
直径約2m程のタンク2基に、ナイロン製の網袋に詰められたソバの実を入れ、同地域を流れる余里川の冷たい清流に約2週間かけ流し浸した後、天日と寒風で乾燥させる。
当初80㎏だった寒晒し蕎麦の仕込み量も、今年は約2000kgにまで増えたとのこと。
また13日には長野県茅野市金沢の金川で清流にソバの実を浸した。今月20日ごろまでに市内3カ所で計800キロを仕込み、7月に市内の手打ちそば店で販売する予定だ。
寒晒しそばは茅野市内のそば店やソバ生産者らでつくる「そば産業推進会議」の会員らが2006年に復活させ、ブランド化を目指している。大寒に向かうこの時期に10日間ほど清流に浸し、約1カ月間、寒風に晒し自然乾燥させた後、夏まで土蔵に保存する。
7月19日から10日間に 仕込まれた寒晒し蕎麦を提供する「献上寒晒しそば祭」(同会議、茅野商工会議所主催)を予定。期間中、同会議加盟の11店で販売する。
【関連記事】
第15回会津山都寒晒しそばまつり 開催 2012年3月24.25日
第 5 回 信州・蓼科高原 献上寒晒しそば祭 7月1日~31日