平成24年1月20日、栃木県・出流山万願寺で恒例となっている第4回「寒晒しそば祭り」が開催される。
寒晒しそば祭りは満願寺奥の院大悲の滝で身を清めた後、本堂前で 「寒晒しそば」 奉納そば打ちが行われる。その後、寒晒しそばの成功や技術の向上を祈願した「そば奉納護摩」、不動の滝下において殻そば冷水浸し作業、寒晒しそばの試食会等を行う。
・滝行参加希望者を募集中（事前申し込み要。行衣のレンタル可。お問い合わせ先は下記。）
・寒晒しそばの提供（限定５００食提供、１食３００円）
※試食会の際には、天ぷらやおでんなどの料理も提供予定
スケジュール
8:00 滝行
9:00 奉納そば打ち、奉納護摩祈祷（満願寺本堂）
10:00 殻そば冷水浸し作業（境内不動の滝）
11:00 寒晒しそば試食会（出流山満願寺境内）
【滝行参加者募集！】
募集期間：12月1日～1月15日まで
先着限定２０名様（定員に達し次第締切）
参加費用：5000円
（参加費には、滝行費用・護摩祈祷費用・寒晒しそば試食券が含まれます。）
申込・問合先：出流観光会 そば処さとや TEL.0282-31-0919
寒晒しそばとは・・・
江戸時代に将軍家への献上物として、そばを納める９藩のうち、信濃国伊奈群高遠藩と信濃国諏訪郡高島藩が献上していた。将軍家へ献上されていることから当時として高い技術を要し、高級品であったことがうかがえます。
秋に収穫した蕎麦の実を、１月の大寒の日を目処として ３～１０日間ほど凍るような清流に晒してアク抜きをします。 これを引き上げて厳寒の戸外で晴天続きを見計らい寒い風と紫外線の強い太陽光線で晒して乾燥させて作ります。 蕎麦の雑味が取れて、ほのかな甘みと香り豊かでまろやかな味わいを持ちます。
昔から作られていた手法ですが、手間がかかるため今では作り手の少なくなっている幻の蕎麦です。
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