そば・うどん業界.comへのお問い合わせ 出展・広告掲載について メールマガジンについて
HOME > お知らせ一覧 > 2012年11月の外食産業売上げ 前年比0.5%増 持ち直す

外食産業売上げ 2012年11月 前年比0.5%増 持ち直し


日本フードサービス協会が25日発表した11月の外食産業の売上高は、総合売り上げは前年を0.5%上回り前年比100.5%となった。土曜日が前年より1日少なく、また気温も低く冷え込んだ地域が多く、FF洋風、FR洋風などの業態を中心に客数が減少したが、一方で、冬メニューやキャンペーンメニュー等の販売増が客単価押し上げにつながり、売上高は前月より持ち直し、対前年比100.5%となった。

【ファーストフードの麺類 堅調続く。】
ファーストフード大手が展開する麺類は以前堅調を見せているが、店舗数の増加が牽引する形になってきている。 売上げ 対前年比104.9%、店舗数109.8%、客数104.8%、客単価100.1%


<業態別概況>

■ファーストフード業態
• 全体売上高は100.1%とほぼ前年並みとなった。業種別では、洋風はメディア露出やキャンペーン商品の効果で客数が伸びた店もある一方、土曜日が少なかった影響も大きく、全体では客数、客単価ともに前年を下回り、売上高98.7%となった。
• 和風は、値引きキャンペーン等で客数が伸びた昨年には及ばなかった店舗もあるが、引き続き価格が高めのメニューが客単価上昇に貢献し、売上高は前年より3.1ポイント増加した。麺類は、出店効果、メディア露出等で客数、売上高ともに前年を上回り、変わらず好調を保っている。持ち帰り米飯
・回転寿司とその他は、低気温と土曜日減少が影響して売上高は前年を下回った。


■ファミリーレストラン業態
• 全体売上高は前年を1.0ポイント上回ったが、業種別では洋風だけが前年を下回った。土曜日が1日少なく、多くの地域で気温が低かったことに加え、昨年はキャンペーン商品で売り上げが大幅に伸びたことなどが要因と考えられる。他方、和風は高単価メニューの好調とCM等の効果から、中華は新規出店や集客キャンペーン等から、それぞれ客数と売上高が前年を上回った。
• 焼き肉は店舗によりばらつきがあるものの、業種全体の売り上げは前年を9.7ポイント上回った。


■パブ・居酒屋業態
• 全体売上高は前年を1.7ポイント下回ったが、パブ・ビヤホールは、出店効果もあり、客数105.8%、売上高104.4%と好調に推移した。一方、居酒屋は、メニュー改定等で客単価は前年より伸びたものの、客数が減少し売上高は97.4%となった。


■ディナーレストラン業態
• 全体の客単価は下がっているものの、中価格帯メニューが客数の増加につながり、店舗数が減少した中でも売上高は102.7%と堅調に推移した。


■喫茶業態
• 新規出店、新製品開発、プロモーションの展開等が奏功し、売上高は前年比102.8%と堅調に推移した。


詳細は  http://www.jfnet.or.jp/data/m/data_c_m2012_11_3.html


【関連記事】

2012年10月の外食産業売上げ 前年比マイナス2.1%

2012年9月の外食産業 堅調 2ヶ月連続前年を上回る

2012年8月の外食産業 客足堅調、売上高は前年を上回る

2012年7月の外食産業 2ヶ月ぶり前年比下回る。

2012年6月の外食産業 再び、前年比上回る。

2012年5月の外食産業 8ヶ月ぶりマイナス。

4月の外食売上高3.4%増 3ヶ月連続

外食産業3月度売上対前年比13.1%増

外食産業2月度売上対前年比1%増。

外食産業1月度売上対前年比0.0%。

外食産業12月度売上対前年比プラス。3カ月連続

2011年11月の外食産業の売上は前年同月比でプラス1.0%

2011年10月の外食産業の売上は前年同月比でプラス0.5%

2011年9月度の外食産業の売上 マイナス0.8%