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HOME > お知らせ一覧 > 2012年5月の外食産業 8ヶ月ぶりマイナス。

8ヶ月ぶりのマイナス1.5%減 2012年5月外食産業売上げ

日本フードサービス協会が25日発表した5月の外食産業の売上高は、それによると総合売り上げは前年同月比でマイナス1.5%となり、先月から転じて前年同月を下回った。8ヶ月ぶりのマイナス。客数はわずかに上回ったものの、天候に恵まれず、さらに消費ムードの後退などを受けて、客単価の減少を補てんするまでには至らなかった。


【ファーストフード】麺類は以前好調。

全体的に落ち込みが見せている中、ファーストフード大手が展開する麺類は以前好調。 売上げで対前年比111.5%、店舗数108.2%、客数109.2%、客単価101.7%。


<業態別概況>

■ファーストフード業態
・ 全体売上高は前年を3.2ポイント下回った。業種別では、洋風は低価格帯メニューの充実や値ごろ感のある販促キャンペーン等により、客数は103.8%と前年を上回ったものの、休日数の減少などで売上は前年比93.4%と伸び悩んだ。
・ 和風は新メニューの投入でメニューにバリエーションをもたせるなどで、値引きキャンペーンを実施した前年よりも客単価は上がったが、客数は前年を下回り、売上は前年比97.5%となった。麺類の売上は前年比111.5%と引き続き好調を維持。その他では、アイスクリームが東日本の天候不順や休日数減少の影響を強く受け、売上は前年比93.0%となり、持ち帰り米飯・回転寿司も99.1%に留まった。


■ファミリーレストラン業態
全体売上高は前年比100.2%と前年並みを確保した。洋風では、モーニングや深夜の営業が好調な店もあったが、休日数減少等の影響で売上は前年比99.2%となった。焼き肉は前年比102.6%だが、O-111等の食中毒事故で売上が大幅ダウンした昨年よりも少し良くなったにすぎない。


■パブ・居酒屋業態
業態全体では前年並みの客数を確保したが、今年3月以降続いていた震災後の反動需要が一段落し、売上高は99.2%と前年に及ばなかった。パブ・ビヤホールは前年比110.0%と依然好調だが、居酒屋は客単価、客数ともに下降し、売上は97.7%となった。


■ディナーレストラン業態
高単価業態だが、売上高は昨年9月以来9ヵ月連続して前年を上回っている。立地によってばらつきがあるものの、母の日キャンペーンや値ごろ感のあるランチセットなど、各社の工夫が結実したといえる。


■喫茶業態
元来、休日数に比較的影響を受けない業態であるうえ、5月は西日本で雨天日が少なかったこともあり、客数が伸び、売上は前年比101.6%と堅調に推移した。


詳細は  http://www.jfnet.or.jp/data/m/data_c_m2012_05_2.html


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