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3ヶ月連続で増加 4月の外食売上高3.4%増 震災後の落ち込みの反動

日本フードサービス協会が25日発表した4月の外食産業の売上高は、全店ベースで前年同月比3.4%増と3カ月連続で前年を上回った。東日本大震災節電や自粛で低迷した前年の反動で、全業態でプラスだった。全体の客数は2.2%増、客単価は1.1%の上昇だった。


【ファーストフード業態の麺類が依然好調】 
ファストフード業態は麺類が14.2%増と好調を維持した。


■ファーストフード業態
・ 全体売上高は前年を2.9ポイント上回った。業種別では、洋風は新メニューの投入等もあり、客単価は前年比102.5%、売上も101.3%となったものの、天候不良などの影響で客数は98.8%と伸び悩んだ。
・ 和風もクーポンや値引き等で各社がキャンペーンを行った結果、客数は前年並みを確保したが、客単価と売上はわずかに前年を下回った。麺類の売上は前年比114.2%と引き続き好調で、FF業態を牽引している。持ち帰り米飯・回転寿司は、東京などで花見需要のピークが4月にずれたことから、売上が好調に推移した店もある。その他ではアイスクリームが堅調に推移した。

■ファミリーレストラン業態
すべての業種で売上は前年を上回り、業態全体の売上高の伸びに寄与した。ただ月後半の天候不順で上向き基調に水を指された店舗もある。焼き肉は売上が前年比103.1%で、客足は戻り基調にあるが、震災反動によるところが大で本格回復には至っていないとの見方が強い。


■パブ・居酒屋業態
業態全体では客数100.5%、売上高100.4%と前年を上回った。昨年は控えられていた歓送迎会等が復活し、パブ・ビヤホールでは売上高116.1%と大きく伸びたが、他方、居酒屋は依然として厳しく、客単価は100.1%と前年並みを確保したものの客数は97.5%と低下し、売上も97.6%という結果となった。


【ディナーレストラン業態も好調】


■ディナーレストラン業態
パブ・居酒屋業態と同じく歓送迎会の季節であり、また震災の反動などから、客数と客単価が堅調に増加し、売上高は108.6%と大きく伸びた。


■喫茶業態
全国的に雨天日数が多く、一部店舗ではその影響を受けたが、セットの新商品などが奏功し、全体の客数は前年比103.1%となり、売上高も104.6%と2月以降は前年を上回り堅調に推移している。


詳細は  http://www.jfnet.or.jp/


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