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天候良好で売上げ増加 11月の外食産業売上は前年同月比でプラス1.0% 2ヶ月連続

2011年12月26日、日本フードサービス協会は協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2011年11月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは前年同月比でプラス1.0%となり、10月に続き2か月連続してのプラスとなった。天候に恵まれた地域が多かったのが要因と見られる。

今調査はファストフードやファミレス、パブレストランや居酒屋、ディナーレストラン、喫茶店などを対象に行われたもので、対象数は事業者数が218、店舗数は3万1387店舗。今月は前月と比較して事業社数・店舗数共に増加している。

【ファーストフード業態 麺類は売上げ9.0%増 】

業態別でみると、

■ファーストフード業態
2.7%増で3カ月連続のプラス。洋風が4.1%増、麺類が9.0%増だったが、和風は1.9%減だった。値引き販売の効果が薄れた牛丼チェーンなど不振だった。麺類の売り上げ増はセルフ式うどんのチューンの店舗数増加によるものと見られるが客数111.3%、売上高109.0%と伸びた。


■ファミリーレストラン業態
客単価は落ちたものの、客数が前年を上回り、売上はほぼ前年並みとなった。業種別では、焼き肉以外の売上高は、洋風101.0%、和風101.1%、中華104.3%と前年を上回った。一部企業では、価格訴求型のキャンペーン、新商品開発、映画とのタイアップ等が奏功した。だが、焼き肉は依然不振の状態が続いている。


■パブ・居酒屋業態
業態全体の売上は前年を少し下回ったが、パブ・ビアホールは店舗数が前年より増えていることもあり、売上高はわずかだが前年を上回った。一方、居酒屋は、若年層の飲酒離れや深夜マーケットの縮小などが影響し全体の地盤沈下に苦戦しているチェーンが多いものの、客単価の上昇で好結果を得た企業もある。


■ディナーレストラン業態
・客数は前年に及ばないが、客単価、売上ともに前月に引き続き前年を上回った。低価格店舗やランチの時間帯が振るわない一方で、ディナー時間帯やメディア露出店での好調など、業態の中でばらつきがみられた。


■喫茶業態
・客単価、客数、売上高ともに若干前年を下回った。気温が高めだったことが影響してか、季節メニューの販売が低迷したことなども今少し売上が伸びなかった一因となったようだ。


【牛丼の度重なる値下げが従前ほどの効果を表さなくなっている。】
同プレスリリースによると、「牛丼の度重なる値下げが従前ほどの効果を表さなくなっている。」とのこと。


詳細は http://www.jfnet.or.jp/data/m/data_c_m2011_11_2.html


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