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外食産業の2012年1月度売上状況は対前年比0.0%。


2012年2月23日、日本フードサービス協会は協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2012年1月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは全体で前年同月比で0.0%変わらずの横ばいだった。12月までは3か月連続してのプラスだった。客数は対前年比101.7%と好調であったが、下旬以降は雨や雪の影響で伸び悩んだ。


【麺類が好調】

業態別で見ると売上げはファーストフードが前年比0.7%増と5カ月連続でプラス。特に麺類のファストフード店が11.8%増と躍進した。ファミレス全体では0.8%減とマイナスになったが、和風ファミレスも4.0%増と好調。反面焼肉店が16.2%減と不振が続くほか、居酒屋やすし店も前年割れをした。


■ファーストフード業態

・ 売上高は100.7%と5カ月連続して前年を上回った。業種別では、洋風が新メニューの投入等により売上を伸ばした店舗があるものの、前年同月のキャンペーンの反動等によりシェアを分け合う形となり前年比98.5%に留まった。
和風は新メニュー効果が一巡したことに加え、悪天候により客足が伸び悩んだが、ほぼ前年並みの99.8%であった。一方、麺類は季節商品であることや意欲的な出店拡大が売上に寄与し、前年比111.8%と好調を維持した。持ち帰り米飯・回転寿司は年始需要にも拘わらず前年比98.9%であったが、昨年11月以降下げ幅は縮小する傾向にある。


■ファミリーレストラン業態

・ 業態全体の売上高は前年比99.2%であったが、和風は売上104.0%、中華も同103.2%と、いずれも客数、客単価の上昇で好結果を得た。 一方、洋風は低価格志向を反映したメニュー改訂や販促等により客単価が低下傾向にあることから、客数は前年並みだが売上はわずかに前年を割り込み99.7%となった。
焼き肉はファミリー層向け店舗が悪天候により客足が伸びず、また生肉商品が店舗から消えたことも影響して、客数が83.5%と大きく落ち込み、売上は依然厳しい状況にある。


■パブ・居酒屋業態

・ 業態全体の客数は96.6%、客単価101.5%、売上98.0%であった。パブ・ビアホールは客単価が低下したものの順調に客数を確保し、売上は100.3%と引き続き好調を維持している。
一方、居酒屋は店舗数の縮小に伴い客数が95.8%と落ち込んだものの、客単価が伸びて売上は先月と同じく97.8%となった。


■ディナーレストラン業態

・ 売上は100.7%と昨年9月以降5カ月連続して前年を上回っている。 悪天候により客足が伸びない店舗もあるなか、大震災の影響も一段落し、客単価の上昇が売上に寄与する形となった。


■喫茶業態

・ 店舗改装や大型店の出店等により堅調に推移したものの、路面店が悪天候の影響を受け、客数99.5%、客単価99.8%、売上高99.3%と、わずかだが前年同月に及ばなかった。


詳細は  http://www.jfnet.or.jp/data/m/data_c_m2012_01_1.html


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