そば・うどん業界.comへのお問い合わせ 出展・広告掲載について メールマガジンについて
HOME > お知らせ一覧 > 外食産業2月度売上対前年比1%増。

外食産業の2012年1月度売上状況は対前年比1%増。

2012年3月26日、日本フードサービス協会は協会会員会社を対象とした外食産業の市場動向調査における2012年2月度の調査結果を発表した。それによると総合売り上げは全体で前年同月比で1%増で横ばいだった前月に比べやや上向いた。全国的に例年より気温が低く降雪が多かったが、外食業界全体の客数は103.0%と伸びた。


【麺類が好調】

麺類のファストフードが13.5%増、中華のファミリーレストランが7.1%増と牽引した。


■ファーストフード業態

 売上高は101.9%と6ヵ月連続して前年を上回った。業種別では、洋風が新メニューやキャンペーン商品の投入で売上を100.2%に伸ばしたが、低温と降雪の影響がマイナスに作用し、好調だった前年ほどには伸びなかった。和風もクーポンや値引き、テレビCM等で需要を喚起した結果、一部店舗では好調の前年同月に及ばなかったものの、全体では売上106.4%と大きく伸びた。麺類の売上は前年比113.5%と引き続きFF業態を牽引している。持ち帰り米飯・回転寿司は、寒さ、積雪、インフルエンザというマイナス要因の連鎖で客足が落ち、客単価は上昇したものの前年には及ばず、売上は93.6%に留まった。


■ファミリーレストラン業態

業態全体の売上高は前年比100.7%だが、和風103.3%と中華107.1%は食べ放題や温かいメニュー、無料券キャンペーン等が奏功し、前月に引き続き好調でFR業態を牽引した。洋風も順調に推移したが、降雨、降雪、低温等の気象要因により売上は100.3%に留まった。焼き肉は一部店舗の好調を除き、法規制変更等による低迷に悪天候が追い討ちをかけ、客足の戻りは鈍く、客数、売上ともに厳しい状況が続いている。・ 業態全体の売上高は前年比99.2%であったが、和風は売上104.0%、中華も同103.2%と、いずれも客数、客単価の上昇で好結果を得た。


■パブ・居酒屋業態

業態全体では客数96.6%、客単価98.9%、売上95.5%と前年を割り込んだが、パブ・ビアホールはリピーター客の獲得や小型店舗化等で客数を104.5%に伸ばし、売上は102.6%と好調。一方、居酒屋は客数、客単価が低下し、売上は94.5%という結果となった。


■ディナーレストラン業態

鍋料理の店舗は例年以上の寒さがプラスに働き、またイベントやセールも奏功したが、他方、悪天候で営業が振るわなかった店舗もある。しかし全体売上は104.3%と6カ月連続して前年を上回っている。


■喫茶業態

低気温と雪により郊外店舗は影響を受けたが都会は好調で、全体の客数は103.5%を確保し、売上高も同じく103.5%と、一昨年12月以後初めて前年を上回った。


詳細は http://www.jfnet.or.jp/data/m/data_c_m2012_02_1.html


【関連記事】

外食産業1月度売上対前年比0.0%。

外食産業12月度売上対前年比プラス。3カ月連続

2011年11月の外食産業の売上は前年同月比でプラス1.0%

2011年10月の外食産業の売上は前年同月比でプラス0.5%

2011年9月度の外食産業の売上 マイナス0.8%