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HOME > お知らせ一覧 > 2012年8月の外食産業 客足堅調、売上高は前年を上回る

暑さがおおむね幸いし客足堅調、売上高は前年を上回る。102.3%。2012年8月外食産業売上げ


日本フードサービス協会が25日発表した8月の外食産業の売上高は、総合売り上げは2ヶ月ぶりに前年を上回り102.3%となった。全体の客数(対前年比103.6%)も伸びた。

【ファーストフードの麺類は以前好調続く。】
ファーストフード大手が展開する麺類が以前好調。
売上げで対前年比109.9%、店舗数108.8%、客数108.3%、客単価101.5%。増加

<業態別概況>

■ファーストフード業態
・ 全体売上高は前年を2.3ポイント上回った。業種別では、洋風は新メニュー、販促クーポン、冷たい飲料の値引き等で客数を伸ばしたが、客単価が低下し、売上高はほぼ前年並みの99.6%となった。
・ 和風は、値引きキャンペーン等で伸びた昨年の客数には及ばなかった店舗もあるが、全体的に価格が高めの季節メニュー・新メニューが客単価上昇を牽引し、売上高は3.1ポイント増加した。麺類は出店効果等で売上高109.9%と引き続き好調。持ち帰り米飯・回転寿司は、価格均一キャンペーン等により客単価が若干下がったものの、客数が伸びて売上高は101.3%となった。その他は、晴天と気温上昇でアイスクリームが好調、売上高は9.6ポイントも前年を上回った。

■ファミリーレストラン業態
すべての業種で売上高が前年を上回り、業態全体では2.6ポイント増となった。気温が昨年より高く、料飲を中心に需要が増えたことに加え、昨年より長いお盆期間の需要が特に地方で伸びた。焼き肉は店舗の整理統合で店舗数は昨年の96.0%に減少したが、客数は大きく前年を上回り、売上高も114.8%と回復している。

■パブ・居酒屋業態
全体売上高は前年と同レベルにまで回復した。特にパブ・ビヤホールでは、猛暑と好天が続いたことでビヤガーデンが売り上げを牽引し、売上高は前年比107.9%となった。居酒屋は一部店舗で五輪開催等の影響もあり、売上高は98.7%であったが、新メニューや新規出店で回復の兆しが見えはじめた。

■ディナーレストラン業態
お盆期間の需要増が売り上げを押し上げ、全体売上高は前年を6.6ポイント上回った。昨年は牛肉の放射性セシウム汚染が大きく取り上げられ、和牛を扱う店舗の売り上げに影響したが、今夏はその影響はない。

■喫茶業態
例年以上の暑さで季節メニュー等の料飲需要が多くなり、また、前月に引き続き時間帯別のセットメニューや新商品の投入等で顧客の支持を得たことで、売上高は前年比102.2%となった。


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