2011年の国内外食産業市場規模 23兆475億円。前年比1・7%減4年連続で前年割れ
2012年5月4日に食の安全・安心財団が発表した2011年の国内外食産業市場規模は、前年比1・7%減の23兆475億円と、4年連続で前年割れだった。昨年3月の東日本大震災や計画停電による営業時間の短縮や自粛などが影響した。
【そば・うどん店は1.3%の減少】
同報告書によると「「飲食店」の市場規模は、前年より2.1%減少し、12 兆2,282 億円となった。 内訳をみると、全ての業種で前年を下回り、ファミリーレストランや定食店などの一般食堂、日本料理店、西洋料理店、中華料理店・その他の東洋料理店(焼肉店等も含まれる)を含む「食堂・レストラン」(対前年増減率2.6%減少)、「そば・うどん店」(立ち食いそば・うどん店も含まれる。)(同1.3%減少)、回転寿司を含む「すし店」(同0.0%減少)、「その他の飲食店」(ファストフードのハンバーガー店、お好み焼き店も含まれる)(同1.8%減少)は減少した。震災で旅行も控えられたことから「宿泊施設」も3・1%減だった。
給食部門では、少子化で「保育所給食」が0・1%減となったものの、「学校給食」や「事業所給食」は横ばいだった。
料理品小売業の市場規模
持ち帰り弁当店や惣菜店、テイクアウト主体のファストフードなどの「料理品小売業」の市場規模は、6 兆2,979 億円で、前年より1.4%増加した。 2012年の外食産業市場は11年の震災による減少の反動増が見込めるが、同財団は「株価下落など足下の景気動向が大きな懸念材料」と慎重に見ている
詳細は http://anan-zaidan.or.jp/data/2012-1-1.pdf
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