第7回 信州・蓼科高原 献上寒晒しそば祭 2013
長野県茅野市で2013年7月12日から7月28日までの間、第7回 信州・蓼科高原 献上寒晒しそば祭が開催される。
【将軍家への献上そば】
江戸時代に諸国266藩から将軍家への献上物は、季節ごとに献上品が定められていた。そのうち蕎麦(そば)は、今も名産地とされる土地の9藩から献上され、夏の土用そばとして「暑中寒晒蕎麦」を信濃国伊那郡高遠藩と、信濃国諏訪郡高島藩の2藩が献上していた。当時として高い技術を要し、かなりの高級品であったことがうかがわれる。
秋に採れた蕎麦の実を袋に入れ、厳寒期(寒中・大寒から立春まで)の冷たい清流に浸し、それを引き上げ戸外の天日と寒風に晒しながら約1ヶ月かけて乾燥させていく。土蔵で夏までゆっくり熟成させた「特別なそば」のことであり、当時の信州蕎麦の最高位に位置づけられる名産品であった。
そうした蕎麦の実の真ん中の部分を取り出して打った蕎麦はアクが抜け舌ざわりが良く、甘みのある純白な味わいの蕎麦になるといわれ、麺がシコシコ・モチモチとした食感が味わえるとされている。茹でても白い色が変わらないといわれる。
(信州 蓼科高原寒晒しそば より)
【献上寒晒しそばシンポジウム】
2013年7月15日には入場無料で献上寒晒しそばシンポジウム(10時~12時)が開催される。
【献上寒晒しそば】提供店
・民宿朝日ヶ丘
・そば処やまなみ
・味処長寿更科
・そばのさと
・勝山そば店
・そば庄蓼科高原店
・横谷温泉旅館遊楽庵
・呉竹房
・更科そば
・味彩房かなめ
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