2012年6月1日より 「越前おろしそば観光タクシー」が運行開始 福井県
2012年6月1日より、福井県で、福井県産そば粉を使う店を案内する「越前おろしそば観光タクシー」が運行を始める。
【昭和天皇命名の「越前おろしそば」】
今年4月中旬に「県産そば粉の消費拡大とブランド確立を目的に、タクシー会社やそば店旅館関係者などの代表者10人で実行委員会を設立。福井県、福井市、県タクシー協会、福井運輸支局の協力で実現した。
全国から訪れるそば通や観光客らに永平寺や一乗朝倉氏遺跡など県内の観光施設を巡りながら、お薦めの「越前おろしそば」店を紹介しようというもの。
実行委員会によると、県産そば粉使用の認定店は県内に84店舗あるが「【越前おろしそば】とうたっていても、海外産そば粉を使用したり、大量生産の蕎麦を取り扱っている店もあり、どの店を紹介したらいいか分からないことがあった。」という。
そこで講習会を開くなどして、店の情報を共有化し、店ごとのサイドメニューの有無などのメニュー紹介や麺の太さなど客の好みに合わせた選択などに対応することも目指すという。
実行委員会では福井県産そば粉使用の「手打ち」越前おろしそばの味を、一度でも召し上がって頂ければとＰＲしている。
今回運行するのは、福井市のタクシー会社2社合で、各社10台の合計20台。タクシー左側後方ドアに「越前おろしそば観光タクシー」のワッペンが貼られる。
県内の観光地も巡ることで、福井運輸支局に観光ルート別運賃制度の設定を申請したため、時間制割引運賃が認可され、料金は通常の4割引となる。「越前おろしそば観光タクシー」のコースは当初6コースを設定。ＪＲ福井駅周辺発着が基本の運行となるが、今後は増車して温泉で有名なあわら温泉駅や武生駅などにも拡大を予定とのこと。
運行開始を記念し、ＪＲ福井駅西口広場で6月1日13時から、県産そば粉を使った越前おろしそばの販売を行うとのこと。（限定500食、1食300円）。
今まで同じような取り組みは香川県の「うどんタクシー」や和歌山県の「ラーメンタクシー」などがある。今後も全国各地で「そばタクシー」「うどんタクシー」など食材の地産池消と観光資源の結びつきは広がっていきそうだ。
詳細は http://www.anaba.jimusho.jp/echizen-soba-top.html
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