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コンビニ大手 業績好調 女性や高齢層の来店、利用増で

【セブン−イレブン・ジャパン売上高3兆円超】

コンビニエンスストアの業績が好調だ。セブン-イレブン・ジャパンは12年2月期決算でチェーン全店売上高が日本の小売業で初となる3兆円超を達成、過去最高の営業利益も記録した。ローソン、ファミリーマートも全店売上高、営業利益が過去最高を更新する見通し。東日本大震災を機に利便性が改めて認識され、女性や高齢者の来店増が躍進につながった。


日本フランチャイズチェーン協会によると、全国のコンビニ売上高は08年に「タスポ」の導入でたばこの売り上げが伸びた後、09、10年とほぼ前年並みだったが、昨年は震災特需もあり全店売上高は前年比8.3%増と急伸した。


【高齢者や女性、核家族向けの提案の効果】

「特需以外に高齢者や女性、核家族向けの提案の効果が出た。」 中でもセブン-イレブンは好調で女性の社会進出や高齢化、世帯人数減などに着目。09年前後から男性需要が高い弁当やおにぎりなどに加え、家庭向けのチルド(冷蔵)商品や野菜などの「買い置き」に応えようと商品構成を見直してきた。

09年に比べ11年は品目数が増え、売り場の確保が課題となった。昨夏に「アイランド(島)型」と呼ぶ壁に接しない陳列棚を導入。導入店は11年9月~12年2月の1日平均販売額が前年同期から2万4000円増え、未導入店(7800円増)を上回った。


【店によっては商品配達などで】

また都市部や郊外など店舗ごとの立地の特性を考慮し、店によっては商品配達や住民票発行などの代行サービスを強化した。

その結果、全店売上高が3兆2805億円と前期比11.3%増、本業のもうけを示す営業利益も8.3%増の1831億円と増収、営業増益となった。

他のコンビニ大手も好調でローソンは生鮮食品やスイーツなどを強化し10年連続増益で過去最高益を更新、ファミリーマートも家庭では手間がかかるようなロールキャベなどの総菜やおとなコンビニ研究所などを充実させた。今後コンビニ業界各社は消費者の健康志向を受けて、オリジナルの総菜や野菜などの販売を強化するほか、さらに出店を加速させる方針で競争は激化する模様だ。


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