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HOME > お知らせ一覧 > 2013土佐清水【宗田節の第49回産地入札会】高値で取引

宗田節の第49回産地入札会 土佐清水で開かれる。高値で取引

2013年4月13日、全国一の産地高知県土佐清水市の土佐清水鰹節水産加工業協同組合で恒例の宗田節の第49回産地入札会が開かれた。
今年は全国から24業者が参加し、1キロの平均単価は昨年より115円高い1089円だった。今年は不漁の影響でソウダガツオの水揚げが少なかったことなどから、過去最低を更新する出品個数1649個およそ33トンと寂しい数字となりましたが、それにも関わらず愛媛・大阪・京都・愛知・東京・千葉など全国から25社34人の業者が参加。

速報値ですが落札金額は合計3586万円、平均価格は去年より100円ほど高い1キロ当たり1089円となった。

宗田節は体長が40センチほどでカツオの半分ほど。メジカ(ソウダガツオ)が原料で、土佐清水市が全国一の生産量を誇る。ソウダカツオにはマルソウダガツオ とヒラソウダガツオの2種類がある。味や香りが濃いのが特徴とされ、うどんやそばのだしなどに使われる。
中でも特に、冬の1月~3月に獲れるソウダガツオは、寒目近(カンメジカ)と呼ばれ、魚自身に脂肪分が少ない為、サイズ・質ともに 最上級の宗田枯節となる。


入札にかけられたのは、主に関西方面に出荷される「裸(はだか)節」と、主に関東方面に出荷されるカビつきの節。の2種類。
「裸(はだか)節」は、しっかりとした香りのだしが取れ、「枯(かれ)節」は雑味がなくまろやかな香りのだしが取れるとされている。蕎麦とうどんの出汁の文化の違いが節にも分かれます。


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