大分県 豊後高田市で【新そば】の提供始まる。
2012年6月8日、九州の大分県豊後高田市で2012年産の【新そば】の提供が始まった。
大分県の豊後高田市は平成22年実績では春蕎麦が70ha、秋蕎麦では約100haまで栽培面積が増えてきている。今年、平成24年では春蕎麦は83haで春ソバを栽培し、作付面積は8年連続の日本一となった。
春播きで播かれている品種は「春のいぶき」で、豊後高田市の温暖な気象条件を活用し、4月上旬に播種して6月上旬に収穫する新しい栽培型に適した品種で、色・香りが良いとされる。
2007年から地元産そば粉使用店を明示する認定店制度を設け、“そばの町”としてPRに努めている。今年も地元産そば粉と手打ちにこだわる市内の2店「高田そば翔(かける)」「ふしぎ庵」が新たな認定店となり、認定店は12店舗となり8日から市内の「豊後高田産手打ちそば認定店」12店舗で新そばの提供が始まった。
【春のいぶき】
九州沖縄農業研究センターが、夏の新そば用に開発したソバの新品種。青森県の品種「階上早生(はしかみわせ)」を成熟期に雨に当てて栽培し、雨でも芽の出にくい品種を作り出した。2002年に新品種の「九州5号」として自治体などに種子を配布、試験栽培を重ねて、2007年に「春のいぶき」と命名している。
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