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やぶ忠 八千代店

【天むす】1日50食以上のやぶ忠「必須メニュー」

やぶ忠 八千代店

やぶ忠 八千代店 (クリックで拡大)

千葉県の八千代市の住宅街に店を構えるこちら、「やぶ忠」は、1981年(昭和56年)創業の日本そばのお店です。ご主人の中村さんは東京・足立区の椿、やぶ忠で修行されてその後江戸川やぶ忠を経られて、暖簾わけされて、この地に開業されました。 同店の名物はおそばやおうどんと共に頂く「天むす」。1日50食以上は必ずでる同店を訪れたら注文したい必須メニューになってます。

天むす

写真 天むす 200円

お店の立地条件は街道から細い道を入った途中にある決して良いとは言えない場所にあります。外観は、ごく普通の市街地にあるお蕎麦屋さん。店舗前には郊外店としては必須の駐車スペースが12台分、備えられています。なぜこの場所に?とお尋ねすると「実家の近くだったから・・」との事でした。開店当時は「周りは畑だらけ」とのことで、お客様がトラクターで3時過ぎにご来店されたこともよくあったそうです。

店内に入ると7年前に内装を少し変えられて、入ってすぐ左側に手打場があります。改装前に息子さんの亘さんが、市原の手打蕎麦の有名店「そば酒房 みのしま」に半年間、毎朝5時に起きて、電車を乗り継ぎ、2時間かけて通い続けて修行されました。息子さんが修行を終えられたのを機に「石臼挽き自家製粉」に変えられ、「国産の蕎麦(主に北海道産)」を毎日製粉し、手打ちでそばに仕上げます。

椅子の席数は18席。小上がり22席の合計40席のお店の中は改装されて7年経っていますが、毎日隅まで磨き上げられ、こざっぱりとした気持ちの良い店内です。「改装を機に車椅子のお客さんも入れるように店内やトイレを少しゆったりとした造りに変えた」とご主人は言われます。女将さんをはじめとしたお店のスタッフのお客さんのあしらいも近すぎず、遠からずの距離感が心地良い感じです。

このちょっと細道に入った、八千代のやぶ忠さんには11時のオープンからお客様が途切れることなくお見えになります。メニューは親子丼やかつ丼のご飯物や山菜そばなどの種物もあり、品数は手打蕎麦屋さんとしてはかなり多い部類といえます。その中でお蕎麦やおうどんの単品と共に注文されるのが名物「天むす」です。

清掃のいき届いた店内

清掃のいき届いた店内

唯一のセット物「おふくろセット」(天むすとゆかりのおむすび2個、野菜サラダ、季節の果物、暖かいそば(うどん)又は冷たいそば(うどん)も大人気です。

この「天むす」は注文が受けてから、海老の天ぷらを揚げ、それを自家精米された「こしひかり」でむすびあげた「おむすび」です。艶々で熱々なご飯もさることながら、中にまかれた「海老天」もプリプリ、熱々です。中に入れる海老の天ぷらは揚げ置きで仕込んだほうが効率はよさそうなものの、「やっぱり天ぷらは揚げたての方が美味しいから・・

天むすだからといって、揚げ置きは出来ない」という理由で注文を受けてから、「天ぷら」を揚げて「おむすび」を握るそうです。 



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