節分そば 節分に食べる蕎
【節分】
節分とは季節の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日を言います。
したがって、本来は一年に４回の節分があるわけですが、現在は特に立春の前日の節分は大寒の最終日、つまり冬から春への節目で、称して節分と呼ばれるようになっています
この日の夕方、【柊鰯】というヒイラギの小枝に焼いた鰯の頭を刺した魔よけを戸口に立て、炒り豆（鬼打豆）をまいて悪疫退散、招福を願う風習があることは、広く知られています。
今では大晦日に食べるそばを 「年越しそば」 といいますが、江戸時代の後期には、大晦日ではなく節分に食べるそばを 「年越しそば」 と呼んでいました。
【コンビにでも節分そば】
ここ数年は節分に恵方巻きのお寿司を食べる風習が根付いてきております。恵方は2014年は東北東の方角です。また近年では同様に【節分そば】も恵方巻きと共に頂くよう提案しているコンビニもあります。そば業界も 【節分そば】 の由来をもっと説明すればたくさんの人が食べていただけると思います。
しかしながら、年に二回もいわゆる 「年越しそば」 として宣伝することには、いささか抵抗があり、業界全体で画策するべきことではないのかもしれません。
ただ、ひっそりとでもいいので、そば業界の人間としては、こうした古くからの風習や慣習は楽しみ、大切にしていきたいものです。
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