2月3日は 【節分そば】!!
今では大晦日に食べるそばを 「年越しそば」 といいますが、江戸時代の後期には、大晦日ではなく節分に食べるそばを 「年越しそば」 と呼んでいました。
節分とは季節の変わり目のことで、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれの前日を言います。
したがって、本来は一年に4回の節分があるわけですが、現在は特に立春の前日の節分は大寒の最終日、つまり冬から春への節目で、称して節分と呼ばれるようになっています。
この日の夕方、ヒイラギの小枝にイワシの頭を刺して戸口に立て、炒り豆(鬼打豆)をまいて悪疫退散、招福を願う風習があることは、広く知られています。
ここ数年ではコンビニ等の広報により、節分に恵方巻きの寿司を食べる風習が流行っています。
そば業界も 「節分そば」 の由来をもっと説明すればたくさんの人が食べていただけると思います。
しかしながら、年に二回もいわゆる 「年越しそば」 として宣伝することにはいささか抵抗があり、業界の策略でするべきことではないのかもしれません。
ただ、そば業界の人間としては、こうした古くからの風習・慣習はひっそりとでもいいですから楽しみ、大切にしていきたいものです。