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原料高と円安が原因 食用油 値上げの動き

食品油が値上がりの傾向をみせている。主原料となる菜種と輸入大豆などの原料高に加えて、円安で輸入コストが拡大したことによるもの。

先月末にはマーガリンやマヨネーズなど加工食品向け食用油の4~6月期価格が前四半期比1キロ当たり15円(7%)上がりで決着した。加工食品向け食用油の値上げ決着は3四半期ぶりとなり、大豆油が1キロ233円、菜種油が同231円となった。前年同期比ではそれぞれ8%高い。


また6月10日には食用油最大手の日清オイリオグループが、大豆と菜種を主原料とするサラダ油などの食用油を家庭用と業務用を、7月1日出荷分から値上げすると発表した。

食用油の値上げをめぐっては、今年4月に日清オイリオグループとJオイルミルズが、円安の影響などから家庭用の食用油を値上げしている。今回の値上げでは家庭用を1キロ当たり20円以上、業務用を1缶(16・5キロ)当たり300円以上引き上げとなる見通し。4月に値上げしたオリーブオイルやゴマ油は、価格を据え置く。

食用油の主原料となるカナダ産の菜種の取引相場がカナダ国内や中国などで需要が高まり高騰している事と輸入大豆などの原料高による調達コストが上昇したことに加えて、円安で輸入コストが拡大した。
また食用油大手の他社でも値上げに同調する見通しとのこと。


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