大手製粉会社 業務用小麦粉 値上げ発表相次ぐ
2013年3月28日、製粉業界トップの日清製粉は、業務用小麦粉を６月２０日出荷分から値上げすると発表した。うどんや菓子に使われる中力粉・薄力粉を２５キロ当たり２１５円（消費税除く）、パンに使われる強力粉を同１４５円（同）それぞれ値上げする。
輸入小麦の価格に連動し、国内産小麦１００％の小麦粉も一部を除き同１７０円（同）引き上げる。同社の業務用小麦粉の値上げは、中力粉・薄力粉が２０１２年１２月以来、強力粉が１１年１２月以来。
また29日、日本製粉と昭和産業も同様に業務用小麦粉を６月２０日出荷分から値上げすると発表した。上げ幅は日清製粉と同様で、うどんや菓子の材料になる中力系・薄力系小麦粉で25キロ当たり215円（消費税除く）強力系小麦粉が同145円（同）、国内産小麦100％の小麦粉で同170円（同）引き上げる。
これは政府が製粉業者に売り渡す輸入小麦の価格が４月１日から平均９．７％引き上げられるのに伴う措置。また製粉各社は４月下旬にも家庭用の小麦粉の値上げを打ち出す見通し。
強力系小麦粉 １４５円／２５ｋｇ当り 値上げ
中力系・薄力系小麦粉 ２１５円／２５ｋｇ当り 値上げ
国内産小麦１００％小麦粉 １７０円／２５ｋｇ当り 値上げ
（一部の銘柄を除く）
【関連記事】
小麦価格値上げ ２０１２年１０月より うどん・菓子用などの２銘柄８％の値上げ