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HOME > お知らせ一覧 > 進化するめんつゆ 2012「その2」

具材と麺を絡める媒体 めんつゆの傾向

進化するめんつゆ「その1」で紹介した【ジュレ】系つゆのほかに、冷やし麺の分野では麺と具材を絡める媒体としての役割の「めんつゆ」も傾向として存在する。さらっとしたイメージの「めんつゆ」のよりどちらかと言うと粘性のあるソース的要素が強いものが市販品で増えている。

気温が温かくなるにつれ、さっぱりした麺類を求めるものの、麺だけだと栄養のバランス的に不安があり、麺とともに多種の野菜類を同時に多く取りたいという消費者のニーズと今までの純粋な和風の味付けだけでなく、嗜好の変わった洋やエスニック的要素のある味付けを従来の和風の味付けと組み合わせることで、日替わりで毎日、飽きることなく麺類を楽しめるというのがポイントのようだ。

家庭用には大手食品メーカーから以下のようなめんつゆ(ソース)が発売されている。


【からめる具】

2月にキッコーマン食品が発売した「からめる具麺ソース」シリーズは、うどん用の「ごま味噌うどんの素」とバターが隠し味の「明太子うどんの素」、そうめん用の「韓国ビビン麺風そうめんの素」。韓国産のコチュジャンがベースでゆでた素麺にキュウリやネギなどを盛りつけ、ソースをかけて絡めるタイプ。


http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/tuyu/goomen/index.html


【そうめんがパスタ風に】

カゴメのから発売されている「イタリアンつゆ」(210グラム=2~3人前、210円)は、そうめんをイタリアの冷製パスタ(カッペリーニー)風に変身させる。完熟トマトをベースに、6種類の魚介のだしを加え、オリーブオイルや白ワインを合わせた。ざく切りのトマトがたっぷり入っている。

2010年の発売以来「サラダそうめん用トマトつゆ」も好評で、引き続き販売し、2タイプのトマトベースのそうめんつゆを展開している。

http://www.kagome.co.jp/company/news/2012/02/001337.html


丸美屋食品工業の「かけうま麺用ソース」は、「ジャージャー麺」「汁なし担々麺」「五目あんかけ麺」「麻婆麺」「ビビン麺」など、中華風の麺がサッと作れるシリーズだ。従来では中華麺が一般的だったが中華麺のほかうどん、そうめんなど、様々な麺に合わすことを提案している。


http://www.marumiya.co.jp/product/chuka/men/index.html


【彩り】【野菜(ヘルシー)】次に【味に変化をつけた一品】あたりがこれから暖かくなる時期に麺類を多く食べるきっかけづくりのキーワードになりそうだ。

お蕎麦屋さんでは夏の定番メニューの一つ【冷やしタヌキそば】。
定番【冷やしタヌキそば】のほかに一品。ちょっと嗜好を変えた【冷やしタヌキそば】メニューなどを考えても面白そうですね・・


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