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HOME > お知らせ一覧 > 進化するめんつゆ 2012「その1」

進化するめんつゆ ジュレで涼さを演出

ゴールデンウィークも終わり、冷たい麺が欲しくなるこれからの時期。最近は家庭向けに手軽に目先を変えられる麺つゆや調味料がたくさん市販されてきている。「そうめんや冷麦はあっさりと美味しいけれど毎日食べていると飽きてくる」と言う消費者の声に応えたものという。 一般家庭だけでなく、お蕎麦屋さんやおうどん屋さんでも、定番メニュー以外の冷たい麺や肴のメニューの一品の参考にされてみては・・

【ジュレで涼感を】

ポン酢で大流行のプルプルした食感「ジュレ」の製品が、麺つゆ用でもいろいろ出てきた。2月にヤマサ醤油が発売した「ヤマサ 涼麺専科ジュレ麺つゆ」(180グラム=2人前、221円)は、カツオと昆布の合わせだしが効いた【麺つゆ】をジュレにした。冷やしたものを開封する前に袋をふったり、もんだりすることでジュレの軟らかさも好みに調節できる。透明なジュレが見た目にも涼感を演出するし、つるつるした食感の麺とトッピングした野菜など具材のまとわり具合がサラダ的な要素も加わり女性に好評だと言う。

また同社はジュレタイプのぽん酢の市場はさらに拡大していくことが予想されることから、今春、4種の柑橘(ゆず・だいだい・オレンジ・レモン)を使用したぽん酢にコラーゲン2,000mgを加えた「ヤマサ コラーゲンぷるんぷるんジュレ」も全国で新発売した。

http://www.yamasa.com/products/home/senka-gelee/


【ジュレの調味料】

またジュレの形態は調味料としても流行の兆しをみせている。例えばキッコーマン食品は「和風しょうゆジュレ しょうが味/梅かつお味」(内容量185g/249円)を発売した。 醤油と言えば、昨年は“食べる醤油”も流行り、同社ではこれまで「サクサク食べる香ばし醤油」シリーズなども販売してきた。そして今回は醤油をジュレ状にした。「和風しょうゆジュレ」にはしょうが味と梅かつお味の2種がある。しょうが味は海鮮丼、天ぷら、冷奴などに、梅かつお味は刺身、豚しゃぶサラダ、チキンソテーなどに特におすすめとのこと。

http://www.kikkoman.co.jp/kikkoman/syouyu/gelee/index.html


味噌もジュレ状で登場した。創業200年以上を誇るサンジルシ醸造では、2012年2月に「味噌ジュレ」(内容量195g/希望小売価格252円)を発売した。柚子の香りが効いてさっぱりとしているが、豆味噌のコクも堪能できるジュレタイプの味噌だ。

http://www.san-j.co.jp/public/itemlist/5


【浅漬けの素もジュレ状に】

2012年3月1日に、旭松食品では「ジュレでつける浅漬けの素」(あっさりうま塩、うまみ昆布/各158円)を販売スタートした。同製品は刻んだ野菜にかけて和えるだけで、約15~30分で浅漬けが完成する。野菜のドレッシングとしても使用できる。

http://www.asahimatsu.co.jp/product/tempe/pt05.html


【一般的なポン酢ジュレの作り方】

【材料】
・ポン酢 1カップ
・だし汁 1/2カップ (ポン酢及びだし汁の比率は好みで・・)
・ゼラチン 5グラム (やわらかいのが好みなら少なめに)

【作り方】
(1)耐熱カップにだし汁50ミリリットルを入れ、ゼラチンを振り入れる。湯煎して溶かす。あるいはしっとりしたら、電子レンジで約30秒加熱し溶かす。
(2)保存容器にポン酢と残りのだし汁を合わせ、(1)を加えて混ぜ、冷蔵庫で2~3時間冷やし固める


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