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桜新町 五大

【天然氷のかき氷】 世田谷 桜新町 五大

東京の山の手世田谷区の駒沢に店を構えるこちら、「手打ち蕎麦&炭火焼ダイニング 五大」 は、2002年平成14年に創業のお店です。3階建ての建物の2階に位置するお店は85席以上ある、都内にある手打ち蕎麦店としては、比較的大きなお店といえます。

桜新町 五大

桜新町 五大 (クリックで拡大)

モダンな内装の店内は手打ち蕎麦と共に、炭火焼を提供していて、週末の夜ともなると近所の高級住宅街から家族連れでお見えになるお客様で賑わいを見せます。 また3テーブルだけですが、ペット同伴でお食事が出来るようテラス席がある、手打ちそば屋さんとしてはちょっと変わったお店です。 南地区にあるお蕎麦屋さんとしては広い200坪の敷地内には、高級焼肉店「韓々」ラーメン専門店の「大八車」の五大の系列店があります。

天然氷

日光の天然氷

「日光の天然氷のかき氷」

そんな手打ち蕎麦屋さんとしてはちょっと変わったお店「五大」の夏限定の名物が「日光の天然氷のかき氷」です。 暑い夏食事の後のデザートとしてだけでなく、夕方散歩の途中で、ペットを連れたお客様がテラス席で「天然氷のかき氷」だけ召し上がって帰られるほどの五大の隠れた夏の人気メニューです。

世界遺産・日光に残る天然氷は、100年以上前からの古来の製法、氷室による保存法を頑固に受け継いでいる氷です。 寒い冬の間、山間の氷地に湧き水を引き込み、寒中の冷気だけで造った氷を切り出し、氷室に積み上げて、おがくずで封じ込めます。 氷は2週間もの時間をかけてゆっくりと凍らせているので、透明で美しい氷が出来てきます。 昭和初期のピーク時には全国に約100軒近くあったといわれる氷室 (冬場採氷された「天然氷」を夏の出荷まで保存しておく所) ですが、現在では5軒を残すのみになっていて、そのうち3軒が栃木県・日光市内にあります。

歴史的な民族文化としても貴重な氷室ですが、製氷技術の向上による「天然氷」の需要の減少、後継者不足はたまた、地球温暖化による気温の上昇や自然環境破壊の影響も深刻で、存続は決して容易なことではありません。 この天然氷をかき氷機で削ると「ふわふわ」のかき氷になります。 これに自家製「こだわりシロップ」をかけて提供しています。

「自家製こだわりのシロップ」

かき氷

「トマト」 のかき氷¥680

かき氷にかけられるシロップは 「トマト」 「ブルーべりー」 「生姜」 「とちおとめ」 などのシロップは果物や野菜とてんさい糖で作られた五大自家製のものです。素材の果物や野菜はいずれもなるべく農薬の使われていないものを選びます。 砂糖もてんさい糖にこだわったのは、理由があります。  砂糖の中には、さとうきびを原料とするものと、砂糖大根(てんさい)を原料とするものの2種類があります。 白砂糖、三温糖、きび砂糖、黒砂糖など、砂糖といわれているもののほとんどは、さとうきびを原料にしています。  「てんさい糖」だけが砂糖大根が原料なのですが、そのふたつの原料には大きな違いがあります。  マクロビオティック (自然食療法) の本によるとてんさい糖は砂糖大根が原料なので多糖類と呼ばれ他の砂糖と違いゆっくりと消化されると言われています。 そして血糖値の上下が緩慢で、かつ吸収に時間がかかるので少しの糖分で長い時間もちます。

また北海道など寒冷地でとれる「甜菜」は体を温める作用があること、「てんさい糖」 に多く含まれるオリゴ糖は腸内のビフィズス菌を元気付け増やしてくれる作用があるとのことです。 日本料理などの繊細な料理素材の味を残したい時、仕上げたい時には、上白糖などを使われるようですが・・・店主の小澤さんご自身が血糖値が高めなので、健康にはどうしても目がいきがちで、スイーツ系は血糖値の上昇が緩やかな「てんさい糖」 を使われてるとのことでした。 綿菓子のような「ふわふわの氷」に手作りこだわりシロップで仕上げられたかき氷、ぜひこの機会に食してみて!! (一階の店頭で販売しているかき氷は普通の氷です。天然氷のかき氷は【五大】店内での提供となります。)



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