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2013年7月23日 大暑 【天ぷらの日】

毎年7月23日頃に一年で暑さがもっとも激しくなる時期「大暑(たいしょ)」となります。大暑は二十四節気のひとつで、この日から立秋までの期間も大暑といいます。今年は「梅雨明け」が早い年でしたが、梅雨が明け急に気温が上がるこの時期は、体が暑さに慣れていないため気温よりも暑く感じられます。夏バテ防止に食材の栄養成分を逃さない、疲労回復に適した天ぷらを食べて元気に過ごそうという意味から、この日が「天ぷらの日」と制定されました。

天麩羅(てんぷら)は、もともと、てんぷらまた天ぷらと読んでいたものにこの漢字を当てたもので、天婦羅とも表記されますが、これは天麩羅からの変換のようです。

「天ぷら」とは、魚介類、野菜、山菜 等をネタとした食材に小麦粉と卵で作った衣をつけ、油で揚げる料理で、衣をつけることで衣の水分を蒸発させながら中の食材を蒸して、食材のおいしさと栄養成分を逃さないとされています。


【江戸の三味 天ぷら】

江戸時代に入ると「江戸の三味」として「そば」「すし」「天ぷら」が庶民に愛されます。

安永年間(1772~1781年)にはほぼ現在の天ぷらに近い形として完成していたと考えられていて、江戸前で獲れた魚(白キス、メゴチ、穴子、車子、車海老等)を純正胡麻油で揚げた天ぷらが作られています。
しかし当時は上方では「つけ揚」、江戸では「胡麻揚」などと一般的には呼ばれておいたようです。 また「守貞謾稿」によれば、アナゴ、芝エビ、コハダ、貝柱、スルメなどを水でゆるく溶いた小麦粉に浸けて揚げたものを天麩羅といい、野菜を揚げたものは「天麩羅」とは言わずに単に「揚げ物」と称したようです。


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