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登録商標「奥飛騨朴念そば」。「飛越1号」品種登録。東海北陸の6県では初。

飛騨市古川町のそば愛好者グループ「奥飛騨朴念そばの会」(石田五十六会長)が開発に取り組んできたそばの新品種「飛越1号」が先月の7月4日、農林水産省に品種登録された。蕎麦の品種登録で全国では25番目。東海北陸の6県では初めてとなる。

「飛越1号」は、飛騨市市宮川町森安地区で受け継がれてきた「飛騨宮川在来種」と、福井県の「越前在来種」の交配種。飛騨市にある県中山間農業研究所の協力を得て、2006年から開発に取り組み、07年秋に交配種140グラムを得た。

2009、10年の2年間で栽培テストを行い、11年1月に農水省に登録出願し、今年7月4日付で認められた。

品種名は飛騨と越前から1文字ずつをとって「飛越1号」。特許庁の登録商標は「奥飛騨朴念そば」とした。


現在、飛越1号は、飛騨市内と大野郡白川村の休耕田で栽培され、面積約1ヘクタールと少ないため、一般には提供される機会は少ないが、栽培適地が標高400〜800メートルとなるため、飛騨地区全域(飛騨、高山、下呂3市と白川村)での栽培が可能。今後は栽培地を増やし飛騨地方の蕎麦の振興を図っていくとのこと。


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