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HOME > お知らせ一覧 > 2012 国産小麦 生産増加の見通し

2012度 小麦の輸入量減少。4年ぶり 国産小麦は13%増の見通し。

時事通信によると3月28日、農林水産省は国家貿易として2012年度に輸入する小麦を478万トンにすると発表した。この数字は11年度の見通し比14.1%の大幅減で、前年実績を下回るのは4年ぶりとなる。 農水省は2012年度の小麦の国内需要を2.2%減の561万トンと想定。内、農家への戸別所得補償制度などで国内生産の増加が見込まれる国産小麦の生産量は13.0%増の78万トンの見通しで、小麦の代替品として米粉用米の利用を進めるなどの取り組みを行うものの、供給が478万トン追い付かないと判断した。

また他に前年は東日本大震災後にパンやカップ麺の需要が一時的に増えたことも小麦需要が増加した要因としている。


【4月から小麦の売り渡し価格15%の引き下げ】

2012年2月22日、農水省は国内消費の9割近くを占める輸入小麦の売り渡し価格を4月から主要銘柄の平均で15%引き下げると発表した。4月から半年間は一トン当たり現在の5万7720円から平均4万8780円となる。改定価格は直近6カ月間(11年9月-12年2月)の平均買付価格を基に算定されている。 売り渡し価格の引き下げは2009年10月以来となり2年半ぶり。

農水省は、輸入小麦の価格が下がった要因として、去年はオーストラリアやインドなどの産地が豊作だったことで国際相場が約11%下がったこととあわせ、円高で買い付け価格が約3%抑えられたことを挙げている。


詳細は http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012032800690


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