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HOME > お知らせ一覧 > そば・うどんに欠かせない調味料 10月1日は【醤油の日】

2014年10月1日は【醤油の日】 そば・うどんに欠かせない調味料

10月1日は【醤油(しょうゆ)の日】です。
そば・うどん業界とは切っても切れない調味料「お醤油」。
2003年に日本醤油協会等の醤油業界団体が10月1日を「醤油の日」と決定しました。

古来、農耕民族の日本では、10月はその年に収穫した農作物を貯蔵・加工する時期でした。
春には穀物の種を蒔き、夏の終りから秋にかけて農作物の収穫を行い、秋口には収穫をした農作物をいろいろな貯蔵・加工を行って冬に備えました。
昔は醤油造りにおいても、新しく収穫された大豆を原料としてこの時期に新しいもろみを仕込んだともいわれています。

また、10月は干支で10番目の「酉」にあたる月。甕の形からできた象形文字である「酉」は「醤」にも「酒」にも用いられています。これらの由来から10月は醸造とは極めて深い関係の月であることがわかります。そこで10月1日を「しょうゆの日」として決定したようです。


【江戸時代は高価な調味料・醤油】
江戸時代、醤油はとても高価な調味料で、米の3倍、酒と同額、塩の7~8倍であったようです。

また日本の代表的な調味料として、17世紀にはすでに輸出も始まっていたという記録もあります。江戸時代、日本は鎖国の時代でしたが、唯一の例外として長崎でオランダや中国との貿易が許されていました。このオランダ船と中国船によって中国本土、東南アジアやオランダ本国まで日本のしょうゆが運ばれたようです。そして今日では世界100カ国以上の国に輸出されているそうです。


【醤油の分類】
・種類による分類
お醤油は種類により「こいくち醤油」「うすくち醤油」「たまり醤油」「さいしこみ醤油」「しろ醤油」の5つに定められています。
・製法による分類
JASでは製造方式によってもしょうゆを分類しています。「本醸造」「混合醸造」「混合」の3つの方式です。
・等級による分類
「しょうゆ品質表示基準」によって「特級」「上級」「標準」に区別されています。これらの等級は「うま味」の指標といわれている「窒素分」 の含量や色度(色の濃淡)などで決まっています。