穴子の日 7月5日 穴子天ぷら 穴子の煮こごり
7月5日は、「穴子の日」。「ナナゴ」→「あな(7)ご(5)」の語呂合せと、1年中美味しい穴子ですが、この時期が一番美味しいことに由来するとのことです。穴子はビタミンAやカルシウムが豊富で食欲減退防止や夏バテに効果的とされています。近縁種である土用の丑の日の鰻に続き、夏の味覚の定番となるように全国にPRすることが目的で大阪市のグリーンフーズが制定しました。
【好みの食べ方が違う穴子】
近年ではニュースでもご存知なとおり、鰻の稚魚シラスウナギの高騰で、鰻の代用品のような扱いもされることのある穴子ですが、食べ方の好みは地方によっても違うようです。関東では煮アナゴが好まれるようですが、関西では焼きアナゴが好まれているようです。
またスタンダードな食べ方としては「天ぷら」があります。お蕎麦屋さんでも人気メニューの一つです。その他「煮穴子」「煮穴子の天ぷら」「白焼」「穴子の煮こごり」「あなご飯」など様々に調理され親しまれています。
郷土料理で有名なものの一つには「あなご飯」。広島県の瀬戸内地域の郷土料理で、宮島近海でたくさん獲れる瀬戸内のアナゴを蒲焼きにし、ご飯の上に盛りつけて食べる食べ方です。
【魯山人の大好物 穴子茶漬け】
また美食家で知られる北大路魯山人は 大好物なお茶漬けとして【鱧・穴子・鰻の茶漬け】の食べ方を挙げています。穴子についての表記では「あなごの美味いのは、堺近海が有名だ。東京のはいいといっても、関西ものに較べて調子が違う。焼くには堺近海のがよく、煮るとか、てんぷらとかには東京のがいい。」とも記しています。