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【そば打ち体験】共同作業で行う新人研修 島根県大田市で

今年度就職した新入社員を対象に【そば打ち体験】を取り入れたユニークな研修があった。
そば打ちを新人研修に導入したのは島根県大田市。4月5日に大田地域人材確保促進協議会(会長、竹腰創一市長)が主催し、市内の企業団体16社から42人が参加した。一般的な電話の応対などのほか、ユニークな取り組みとして「そば打ち体験」があった。

そば打ち研修は、太田市内の蕎麦店主が講師となり新人4人一組で行われ、 共同作業で「水回し」「練り」「延し」「切り」を行いそば粉からそば切りに仕上げた。

複数人数でそば打ち作業を行うのは、男性女性共同で行う【 そば打ち体験合コン】や親子共同で行う【そば打ち体験】など、「団体での作業の段取りや仕事の進め方を体験的に学びながら、互いのコミュニケーションを図る」作業として各所で取り入れられている。


【島根県大田市】

山陰地方、島根県の中西部にある都市。石見地方内では、石東地域(石見東部地域)に位置し、大田市、浜田市、益田市で石見三田(いわみさんだ)と呼ばれる。2007年に「石見銀山遺跡とその文化的景観」が世界遺産に登録された。

島根県の在来【三瓶(さんべ)在来種】

初秋の朝夕冷え込みの激しい三瓶高原で栽培されていた三瓶そば。林業が盛んだった昔は、山林伐採後に焼畑でバラまきで栽培されていた。
安永2年(1773年)頃より、三瓶山麓で薬用人参の栽培が始まると共に盛んになり、米、あわ、くまごに次ぎ重要な食用になり、祭礼・年越しそば・一家の祝い事などで食膳を賑わしていたと言われている。

三瓶地区で最も盛んになったのは、明治10年3月三瓶温泉に入湯浴場ができ、入湯客の食膳にのせたり、明治の後半 三瓶温泉が陸軍演習場になり、酒保(食堂)で売り出し、三瓶そばの名声を高めた。戦後、食糧難の頃はほとんど各戸にそば畑があった。昭和30年後半、食糧が豊かになり農家の老齢化が進む中で、今はごくわずかしか作られていない。

【参照 島根県大田市観光サイト http://www.visit-ohda.jp/78.html


島根県では古く江戸時代から伝わる出雲そばが有名だが、色が濃い“出雲そば”とは対照的にそば柄を取り除いた粉や更科粉に近い部分を製粉したそば粉を使って打つ為、色が薄く喉越しが良いのが特徴とされている。