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HOME > お知らせ一覧 > 祖谷蕎麦味わう!2013【三好市そばまつり】徳島県

2012年12月16日 2013【三好市そばまつり】徳島県 祖谷の蕎麦を


2012年12月16日、徳島県三好市で「三好市そばまつり」が開催される。 500食の無料試食会が開かれ、「祖谷そば」で知られる地元東祖谷で栽培された祖谷在来種のソバから作ったかけそばを午前11時から提供する。 三好市そばまつりは、今年発足した県、市や生産者らでつくる市そばづくり協議会が主催。

同日開催「にし阿波の産直市まつり」10時~14時 「三好市そばまつり」
・開催日時 2012年12月16日(日)11:00~
・場所 フレスポ阿波池田駐車場
・主催 三好市そばづくり協議会
〒778-0002 徳島県三好市池田町マチ2145−1
三好市役所産業観光部 農業振興課内TEL:0883-72-7617


詳細は  http://miyoshicity-kankokyokai.or.jp/archives/7132


【祖谷と蕎麦】
徳島県祖谷地方は四国山脈の山深い渓谷の最深地。 日本の三大秘境を謳う地でもある。谷深い山間地に位置する祖谷地方は源平屋島の合戦で敗れた平国盛の一族郎党の平家落人が追っ手から逃れ、移り住んだとされるいわゆる平家の隠れ里。
三好市街地より吉野川支流の祖谷川に沿って走る祖谷街道を南に入ったところ。 祖谷渓(いやだに・いやけい)の全長は10kmにも及び高さ数十~100mの高低差もさることながら、河谷の急峻さ、また降水量も多いために樹木が生い茂り、隔絶された深山幽谷の景観を擁する。四国山脈の霊峰・劔山のふもと、現在東祖谷、西祖谷山村の両地域が祖谷地区となる。 西祖谷山にあるかずら橋(重要有形民俗文化財)、また東祖谷山には奥祖谷二重かずら橋がある。

昼夜の寒暖の差が激しく、そばの栽培に適しており、良質の蕎麦が取れることで有名。ソバの他、アワ、ヒエ、キビが常食だった。徳島を代表する民謡「祖谷の粉挽き唄」を歌いながら石臼でそば粉を挽いた。昭和40年頃まで行われた【焼畑の蕎麦】としても有名で、まず火入れをして1年目がソバ・ヒエ,2年目にはショウズ(アズキ)・ダイズ,3年目以降にミツマタを植え,6年目にはスギを植樹するというサイクルで焼畑栽培が行われた時期があった。

また、ソバの実を塩ゆでして、からをむき、乾燥させた「そば米」も作られる。「そば米」を使った「そば米雑炊」は祖谷地方の郷土料理として有名。源平の合戦にやぶれ祖谷地方に逃げてきた平家の落人たちが、都をしのんで正月料理に作ったのが、「そば米雑炊」のはじまりといわれている。