昔から振舞われたそば【御殿場みくりやそば】の普及に取り組む
みくりやそばは、山芋や自然薯をつなぎに使ったそば、出汁つゆにニンジン、シイタケ、鶏肉、青菜などの具材を入れた田舎そばで、大晦日やお正月、お祝い事などに振る舞う家庭料理の蕎麦。御殿場・小山地区周辺には、かつて伊勢神宮の荘園があったことから、台所を意味する「厨（くりや）」の尊称である「御厨」の名を冠したそばが生まれた。
2012年2月7日に御殿場地方の伝統料理であるこの田舎そば「みくりやそば」を、おもてなし料理・ご当地グルメとして広くPRし、普及・促進させることにより、多くの市民や観光客が市内店舗を利用していただくことで御殿場市全体への市域全体へ人の流れを作り、地域経済・地場産業の活性化及びまちおこしを図ること、また、市民に対して「みくりやそば」の普及を通して御殿場の風土・歴史を再認識してもらうことにより、御殿場への郷土愛を育み、市全体の発展に寄与することを目的とし、「みくりやそば」あなたのそばで振舞隊を結成した。
4月２１日、御殿場市印野の富士山樹空の森で、隊発足後初となる登録店の認定証交付式を開き、２６店に認定証「振舞“麺”許証」を授与した。今後は各店が趣向を凝らしたメニューを売り出し、ＰＲに本腰を入れていく予定。
今回初めて「振舞店」に登録された２６店には、３０年以上前から家庭的なそばを出す老舗店から、揚げ麺を使用する新メニューを開発した新規参入店まで、多彩な店が名を連ねた。
今後さらなる普及促進に当たり、同隊が独自に定義を定め、登録店を募集している。公式マップを配布して知名度向上を図るほか、振舞店の拡大に取り組む。
詳細は http://www.city.gotemba.shizuoka.jp/info/1896.html