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2012年 桜開花始まる 花見の蕎麦は【桜切り】で楽しむ

3月21日に「高知」で桜が開花し、いよいよ2012年の桜前線がスタートしました。
3月末から4月始めにかけて、九州~関東の各地でも、少しずつ咲き始める所が出てくるでしょう。 今年の桜は、平年より少し遅い時期に咲く所が多くなりそうです。 桜の名所の各地のお蕎麦屋さんも花見のお客さんで賑わいを見せるでしょう。
特に今年は冬が厳しかったので、その分パッと華やぐかもしれません。

そんな桜の時期を感じる変わり蕎麦【桜切り】。
お蕎麦屋さんならではの【お花見】の時期のお蕎麦です。 桜の葉の塩漬けを軽く塩抜きし、一枚一枚、葉脈をを取り、細かく刻んで更科粉(御前粉)に加えたお蕎麦です。桜の葉を裏ごしして更科粉に練りこむお店もあります。

「桜切り」は桜の花そのものを混ぜるものと、よく誤解されますが、桜の場合、香りを移すのは花ではなく葉なので、葉の塩漬けを入れるのが一般的です。

ただ、「ほんのり薄紅色でないと桜の雰囲気が・・」という人も多いので、食紅などの食用色素を微量に入れて色味を調整するお店もあります。


またこういった時期には、お客様を席にご案内して、オシボリと一緒にお持ちするお茶や、お食事の後で差し替えるお茶に、桜の塩漬けにお湯を注いだだけの「桜湯」というのも、より一層華やかさが広がって、楽しいお食事の場になるかもしれませんね。


【桜湯のいれかた】

1~2房の桜の花の塩漬けを湯飲みもしくはグラスに入れ、お湯を注ぎます。
塩分が強いと思われる場合は、最初少量の湯をいれて一旦捨て、塩分を調整してから、再度お湯を注ぎます。


【桜の花の塩漬けの別の楽しみ方】

桜の花の塩漬けをおこわに炊き込んだり、寒天寄せにしていただいても彩りが楽しく、おいしく頂けます。
また、焼酎割りに浮かべても楽しめます。


こう考えると桜の花の塩漬けや桜の葉の塩漬けのは、この時期大活躍できそうですが、個人的には、桜の花のように程よく淡く「くどすぎない」が好みです。