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春の兆し食材 ふきのとうや花わさび

厳しい寒さが続く中、立春を迎え、春の兆しが感じられる食材がちらほら出始めてきている。 今年は寒波の影響で例年より少し遅れ気味とのこと。


【フキノトウ(蕗の薹)】

千葉県や神奈川県、茨城県の野山や道ばたなどで自生するフキノトウ(蕗の薹)が顔をのぞかせはじめた。
フキノトウはキク科フキ属の多年草。フキの根茎から出る若い芽を指す。一年で一番早い山菜の一つ。春の日差しを浴びて、浅緑色の5センチにも満たないつぼみが、霜柱の残る土壌や落ち葉のなかに見つけられる。


【春の皿には苦味を盛れ】

独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせるフキノトウ。
フキノトウ味噌やフキノトウの天ぷらだけでなくフキノトウのお浸しやフキノトウの佃煮、フキノトウの酢の物など様々、春の香りを楽しんで・・


【花わさび(花山葵)】

ワサビは、アアブラナ科の多年生水生植物です。西洋わさびと区別するために”本山葵”と呼ばれます。 夏涼しく冬温暖な山地の沢に生え、水温が10度から17度の範囲でないと育ちません。 また水質(酸性かアルカリ性か、含まれているミネラルの割合など) などの条件が合わないと生育が悪くなったり病気になったりします。いつも清水が流れ、わき水のあるような山間部の傾斜地が、ワサビ田には理想的です。

栽培地域にもよりますが、12月頃からポツリポツリとワサビは、つぼみをつけます。そのつぼみの部分を、葉や茎とともに収穫したものが花わさびです。 1月後半ぐらいから出荷が始まり4月中頃まで楽しめます。 暖かくなり茎が伸びると花の出荷ができなくなります。 ワサビ田に入れなくなるからです。 この頃になると花茎の味が落ちて、茎の方がおいしくなります。

この白い「花わさび」、三杯酢漬、しょうゆ漬け、おひたしやてんぷらなどで春の香りが楽しめます。ピリッとした辛さには独特なものがあります。