津軽の蕎麦屋が舞台。 津軽百年食堂 大森一樹 監督 2011年4月2日 公開
青森・津軽地方の蕎麦屋が舞台
百年の心の繋がりを描く感動の物語
故郷を想うこと、家族を想うこと、それぞれが誰かから何かを受け継ぐこと‥。
あらすじ
明治42年、弘前。 大森賢治は、津軽蕎麦の屋台を営んでいた。 鰯の焼き干しからとるその出汁は、ほかに真似のできぬ深い味を出していた。 焼き干しは、戦争で夫を失ったトヨがその幼い娘フキと共に青森から運んで来るもの。 賢治は、トヨに淡い想いを抱いていた。 そして、自分たちの店を持つことを夢見ていた。 そして現代。 弘前に百年続く 「大森食堂」。
四代目にあたる陽一 (藤森慎吾) は中学生の頃から父・哲夫(伊武雅刀)に津軽蕎麦作りを仕込まれていた。
しかし、父との確執から店を継がずに東京で暮らしていたが、父親が交通事故で入院したことから帰省する。 故郷を想うこと、家族を想うこと、それぞれが誰かから何かを受け継ぐこと‥。 忘れかけていた心が、心地よく目覚めていく。 価値観の定まらぬ今だからこそ、百年の心の繋がりを描く感動の物語が、全ての人の心を癒す。
詳細は 津軽百年食堂公式HP http://www.tsugaru100-movie.com/index.html
<津軽そば>
津軽そばはそばがきに大豆の粉を加えてつなぎにする。 あるいは呉汁で水回しを行い、製麺してから一晩寝かせた後、「茹で置き」する。 弘前市を中心とした津軽地方で昔から食されているご当地蕎麦。 食感はプツプツと切れやすく一般の蕎麦とはだいぶ異なる。 出汁は煮干しや焼き干し(鰯や鰺等を焼いて干したもの)を使用しているので非常に個性とコクがある。 麺の性質上、かけそばとして食するのが一般的で盛りそばとして食する事はほとんど無い。